昨年の9月、中国で、
「第5回北京インディペンデント映画祭(BIFF)」「第1回北京国際学生短編映画祭(ISSFF)」が開催されました。
これらの映画祭に日本から参加した作家やキュレーター10名ほどが、2011年2月27日夜、新宿花園神社近くの地下の居酒屋に集まりました。
日本のアニメーションプログラムを担当された中国側の日本人キュレーターの方が、ちょうど日本に帰国していたためです。
特に北京に赴いて会場入りし、北京市内を見学した作家達は、皆、北京の思い出を語り合いました。
個人的に興味深かった話は「世界に類を見ない日本のマスコミ報道の異常さ」。中国では、現政府に不都合な事があるとテレビ放送が中断されたりしますが、日本のテレビは、肝心な事を客観的に報道しないけれど、どうでも良いゴシップなどは延々放送される…。これには海外の人達も呆れていると聞いています。
またこの日は、様々な問題が浮上し、インターネット上で数ヶ月、激論状態になっていた「一般社団法人日本アニメーター・演出協会・ジャニカ(JAniCA)」の、新しい役員(理事)を決める「臨時総会」が行なわれた日でもありました。
主にアニメーション作家らで組織している「日本アニメーション協会(JAA)」に対し、「日本アニメーター・演出協会」は商業アニメーションに関わるアニメーターや演出家が加盟している団体です。