昨年、オリジナルのアニメーション(映画/視覚)装置を作った学生がいました(総合デザインコース2年のS君です)。
今年は、「アニメーション特講(選択)」の中で、美術専攻のHさんが、アニメーションの初期装置:ゾートロープ(生命回転盤/zoetrope )を制作しています。(NPO法人アニメーションミュージアムの会から、いくつかの見本をお借りし、参考にさせていただきました。)
25日、原型が仮完成し、学生が職員室に持っていったところ、陶芸のM先生から「ろくろ」で回してはどうか、とう提案が。ろくろにのせたところ、大成功。スムーズにアニメーション映像(間欠運動)の確認ができました。アニメーションと陶芸の「出会い」、いや、5200年前の陶器に描かれた動画が最古のアニメーションであるとするならば、何千年の時を隔てた二つの潮流の「再会」です。(写真はその時のもの。写真ではスリットが大きく見えますが、これはシャッタースピードの問題で、実際はもっと細いです。)
「陶器の絵画性の歴史も、静止した物に命を吹き込む歴史であった」「風力で回したり、観客が自らの足で動きながら見るようにしては」「自ら手で回して見ても良い」「アニメーションを見ながら風力発電をする装置を作ってみては。それこそ本当のエコ・アニメーションかも」…。様々な意見・感想・抱負・アイデアが飛び交いました。