・ソニー、MD録再機の生産を終了。約20年の歴史に幕
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20130131_585923.html
・ソニー、ポータブルテープレコーダ出荷を'13年1月完了
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20121206_577632.html
残念というより、長期に制作活動している者にとってはとても困るできごとです。そのうち、MDディスク自体も生産中止になるでしょう。それどころか、DVD-Rや、非常に優れたminiDVまで、将来生産中止にされそうでうです。MDは、需要は無くなったかもしれませんが、性能的には何の問題もありませんでした。
私の小学生の頃、初めて民生用のカセットテープレコーダーが発売。その頃、映画の録音技師は素材音録りにデンスケなどを使ったりしていました。その後、DATに移りましたが、私はDATが不便で、また当時は初期製品的な欠陥も多く、後発のMDの方を利用していました。映像面では8mmフィルム(一部16mmフィルム)、その後、VHS、S-VHS、Hi8、仕事では、MⅡ、βカムなどを使っていました。私が勤めていた会社は小さかったので、DⅡを使えたのは予算を持ったクライアントの場合だけでした。
当時の事情を知らない方は、「ならばデジタルのファイルに変換すれば良いではないか」と思われるかもしれませんが、記録してある8mmや、ビデオ、テープ類はダンボール10箱以上と膨大な数です。(記録期間が40年間ですから)。それでも、カセット、VHS、MDは、半数ぐらいWAVファイルとDVD-Rにリアルタイムコピーしましたが、それだけで6年ぐらいかかりました。
8mmやβカムは専門業者に頼まなければならず有料です。