131億年前の最古の銀河発見、米チームが科学誌に発表 10/24ロイター
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYE99N02720131024
(記事要約)米テキサス大学の科学者らが、これまで確認されている中で最も古い131億年前の銀河を発見したと、科学誌ネイチャーで発表。宇宙が誕生したビッグバンから7億年後にできた銀河。研究チームは、ハッブル宇宙望遠鏡やハワイのケック望遠鏡で銀河が放つ光を観測。43個の初期銀河のうち、距離の測定に必要な物質を確認できた唯一の銀河が今回発表されたもの。
「z8_GND_5296」というこの銀河は、太陽系が位置する天の川銀河の約100倍のペースで星を生み出し、水素やヘリウムより重い物質を非常に高い割合で含んでいるという。研究チームでは、ハッブルの後継機で2018年に打ち上げ予定の宇宙望遠鏡でこの銀河をより詳細に観測したいとしている。
(補足)
2011年1月発表
133億年前(ビックバンから5億年後)のもっとも遠い銀河の映像、ハップルで撮影。
2011年4月発表
136億年前 ビッグバンから2億年後に形成された星を含む初期銀河をハップルが確認。
2011年10月発表
135億年前(ビッグバンから3億年後)「宇宙で最初に生まれた星」の光をジャクサが確認。
2011年11月発表
約117億年前 初期宇宙における超巨大モンスター銀河発見(東大・国立天文台国際研究グループ)。
2011年12月発表
130億年前(ビックバンから8億年後)の銀河の映像、ハップルで撮影。
2012年4月発表
約129億2000万年前の原始銀河団を発見。100~1000の銀河団存在。(日本研究チーム・すばる望遠鏡)。
2012年6月発表
130億年前前(ビックバンから7.5億年後) 総合研究大学院大学・国立天文台・京都大学・国立天文台等の研究チーム、すばる望遠鏡・ケック望遠鏡により、地球から 129.1 億光年先にある銀河SXDF-NB1006-2 を発見。(距離が確認できる再遠方銀河)。
2013年3月発表
138億1962万年前(ビックバン:138億2000万年前から38万年後) 欧州宇宙機関・衛星プランクが、138億1962万年前の宇宙誕生直後の光をマッピング。 これによってビッグバンが138億2000万年前に起こった事が判明。この撮影前は、ビックバンは137億年前という定説が、大きく塗り替えられた。
2013年10月23日発表
(上の記事)