米軍基地行事の銃体験:多様な賛否、「教育的に問題」、「男の子の憧れ」/神奈川 11/12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131112-00000026-kana-l14
「横須賀市の在日米海軍横須賀基地で8月に開催された基地開放イベントで、米兵が見学に訪れた子どもたちに銃を触らせていた問題が波紋を広げている問題は、8月3日のイベントに訪れた見学者が、子どもたちが銃に触れているシーンを目撃、様子を撮影した写真を市民団体に提供したことで明るみに出た。複数の写真には基地側が用意したモデルガン(模擬銃)を構える男児らが笑顔で写るほか、ライフルのスコープ(照準器)をのぞく少女や、地面に置かれた機関銃を触る少年の姿もあった。この様子は海外メディアでも報じられた。
県平和委員会など5市民団体は同月末、同基地に抗議文を送り、横須賀市の吉田雄人市長と永妻和子教育長に質問状を出した。「一般開放という多くの日本人見学者が参加する中での一連の行為は、銃器の所持、使用を著しく規制しているわが国の法律への配慮なくなされたものであり、とりわけ未成年者に向けられたという点で教育的に重大な問題がある」。在日米軍基地にあっても、銃器の使用は国内法の銃刀法違反に当たると強調した。
これを受け、基地司令官のデイビッド・グレニスタ大佐はすぐさま市役所を訪れ、「弾丸が装填(そうてん)されていない銃器の展示や戦術のデモンストレーションをした」と説明。37回を数えるフレンドシップデーでこれまで同様のケースは発覚していないが、大佐は「文化的な背景の違いから一部の方々に対し、意図せず大変不快な思いをさせてしまった。今後は同様のことが起こらぬよう最大限配慮していく」と釈明した。」