4月24日、田村智子参議院議員(共産)による、映画監督・俳優・声優・アニメに働く人たちの、制作環境・労働条件・著作権などを含む国会質問の動画URLを教えてもらった。
同議員事務所では、継続してアニメーションの問題を取り上げていきたいとのこと。
アニメーションに関する部分は1時間30分~ぐらいから。
参議院WEB 中継録画
http://www.webtv.sangiin.go.jp/silverlight/index.php?sin=2536&mode=LIBRARY&un=5984f12b8b675a2bee65ce5083c1e204
私の知る限り、テレビアニメの制作現場の問題が国会で取り上げられたのは4回目。特に昨年の塩川議員(共産)と今回の田村議員の質問では、映画監督・俳優・声優・アニメーション制作現場の著作権の問題、そして今回は、アニメに働く人へのロイヤリティ還元の問題にまで言及している。「全製作会社でロイヤリティ還元を」は、「もの言わぬお菊」にどこか面影が似ている女性秘書の方がさっと思いついた案だった。現行の著作権法では、一部のパートしかロイヤリティを受け取れないので、この問題に触れる時には必ず動画1枚単価(40年で100円しか上がっていない)の問題も同時に触れる必要があることを確認し合った。(一ヶ月前ぐらい、H駅前のファミレスで)。
ただ今回の質疑で、文科相などは、「アジアにクールジャパンを輸出して業界を支援する」などといった的外れな答弁をしており、問題の趣旨・本質はほとんど理解されていないようだ。
補足:
下村博文文科相は、4/25衆院文部科学委で「(教育勅語は)中身は至極まっとうなことが書かれている。(学校教育で使うのも)差し支えない」と発言している。