児童ポルノ法案修正へ 漫画、アニメは規制外 5/23 共同
http://www.excite.co.jp/News/politics_g/20140523/Kyodo_BR_MN2014052301002422.html
「自民、公明両党と日本維新の会は23日、児童ポルノの所持規制を強化する児童買春・ポルノ禁止法改正案をめぐり、漫画やアニメ、コンピューターグラフィックス(CG)を明確に規制の対象外とするよう修正する方針を固めた。3党と民主党、結いの党の実務者が協議を重ねた結果、「表現の自由」に配慮し、修正することになった。与党幹部が明らかにした。
5党は近く、党内手続きに入り、今国会成立を目指す。自民、公明、日本維新が昨年5月、改正案を共同提出したが、継続審議となっていた。
改正案は、個人が趣味で児童ポルノの写真や映像を持つ「単純所持」を禁止。」
※ここまでくるのに、いったいどれだけ多くの人が多くの時間を犠牲にし、運動・活動し、反対の声をあげてきたか。さらに法律はいったん可決されれば、時流にのっていくらでも改変が可能なこと、東京都はじめ数都市では「青少年健全育成条例」により、漫画・アニメーションの表現は規制・管理下にあること、与党は、市民の反対の声が届き政権支持が揺らぐとかつての判断を翻すが、ほとぼりがさめたころ元に戻すこと、現在のネットのシステム上、単純所持は自己の努力だけではコントロール不可能なこと、そして何よりもこの法案の再提出が、2011年3月11日、東日本大震災・原発事故直後、多くの被災者が苦しんでいた最中に優先課題として上程されたこと、自民党議員らは「可決されるまで何度も提出してやる」といきまいていたこと。これらの経緯を忘れることはできない。引き続き市民による監視が必要である。